アメリカファースト
アメリカファースト。アメリカを第一に考える。その国々の国民、特に政治家ならそう考えるのが当然ですよね。トランプ氏はアメリカファーストなのか?世界経済がどうとか、なんて2の次。これをアメリカファーストと呼ぶのか?
ここで、トランプ氏の最近の発言
直面したのは、5月末のメキシコ輸入品の関税発言。メキシコ企業でアメリカへの輸出、アメリカ企業のメキシコからの輸入、それぞれに関連した企業には大打撃になりかねませんでした。
8月初の中国製品の第4段関税発言、とうとう衣服品・IT部品の関連にも関税対象にする可能性がでてきました。
この2発言での有益者と不利益者を考えてみます。
メキシコ関税発言
有益者
メキシコを越えてきた中南米入国者へ仕事を奪われている低中所得労働者
不利益者
メキシコへ進出している企業・メキシコから輸入している企業(特に自動車関連)
最終的には、自動車関連を含む多くの企業が打撃を受けて、それに関連する労働者に影響が出る恐れが大きい。
中国製品第4段関税発言
有益者
農業関連への従事者(農作物輸出拡大)
不利益者
衣服類・IT(スマートフォン等)部品系が関税が掛るため、全国民が影響有り。
IT部品の多くは中国製であり経済に与える影響は大きい。特に低中所得労働者などは中国製の衣服やスマホが値上がりすることによる影響大。
メキシコ・中国の関税発言は世界経済を巻き込む恐れがあり、そういった発言・撤回を繰り返すのは、アメリカファーストというよりも国民満遍なく人気を取ろうとする手法ではないかと思ってしまいます。自分たちのために政治をしてくれているというパフォーマンスなのではないか。
本人の頭の中の真意は分かりませんが、今後も発言で世界は振り回されることでしょう。